ソメイヨシノ(染井吉野)
学名:Prunus × yedoensis Matsum.
バラ科 Rosaceae サクラ属 Prunus
昨年 (2014) 2月の大雪で根元から折れ、倒れてしまった木 (写真2)、一年を経てようやく苗木が植えられました。
この川沿いの桜並木は、古いもので85歳ぐらいでしょうか。(植林 1934年 + 苗木の樹齢)
ソメイヨシは、江戸末期に交配で生まれた品種ですが、特に明治以降盛んに植えられるようになったそうです。
密に植えられると、(10m 間隔で)40年ぐらいで枝が混み合って日当たりの悪い枝が出てきて衰退がはじまり、
病気になりやすくなるそうです。また、人にとって邪魔になる太い枝の伐採や根の周囲を覆ったり踏みつけられたりすることが樹勢衰退を促進することになるのだそうです (#1)。
ソメイヨシノの本当の寿命は分かりませんが、環境が良ければ 100年以上は生きるはずです。
でも、東京のあちこちで、ここのソメイヨシノと同じ問題を抱えているのです。
たくさん植えられている所は桜の名所としてもてはやされるけど、それがかえって樹の寿命を縮めてるんだね。
#1:
桜を未来に 〜ソメイヨシノの寿命60年説は本当か?〜|桜だより|日比谷花壇
http://sakura.hibiyakadan.com/page.jsp?id=4808545
世田谷側が神奈川県から東京市になって多分桜が植えられ
返信削除多摩川そばに住んでた時は桜が一番元気の良い時期で
北原白秋もそれを見てたわけだけどそれは立派でした
最後に見た時は無残にもどんどん減って今はそんなにないと思われる。
どこもそんな感じになってくのを見てます。
そうなんですね、どこも同じ状況。。。
削除植物は、何一つ不平を言わない、言うとしたら寿命が尽きる時。
たとえ短命に終わったとしても、それが人間のせいだったとしても、
その植物は、それが「自然」なんだと思って命を全うする。
60年が100年になったところで、人間の配下にある以上、大差無い、
そもそも、何とかしよう・何とかできると思うこと自体が人のおごりだと、
私は思うのですけどね~w