Hybrid prunus origin P. subhirtella
花は小輪 (見た目の印象では 2〜2.5cm、ソメイヨシノは 4cm 程度)
花弁はほんのり淡紅色で、萼片も含めてソメイヨシノより透明感があり、全体に清楚な印象。
この写真は下から見上げているので分かりにくいが、花は横〜ななめ下向き。
樹はまだ若く、木肌は明るい灰色で横筋より皮目 (ひもく) が目立つ。葉芽はまだ開いていない。
萼筒が壺型で、膨らみの上部 (筒と膨らみの境) がくびれるのがエドヒガンの特徴で、エドヒガンの系統にはその特徴が表れるのだけど、この桜はエドヒガンほどくびれが無く筒部分が太めの感じ。また萼片は細長い三角形。
そのことと、開花が3月中旬と早めであること (エドヒガンは下旬)、花付きが一房に 2〜3 本とエドヒガンより少ないことから、コヒガン (小彼岸) が最も近い気がするのだが (私の乏しい知識の中では)。。。
コヒガン (小彼岸) は、エドヒガンとマメザクラの交雑種で、マメザクラは花径 1.5〜2cm で萼片の鋸歯が目立つ。
コヒガンにもマメザクラの鋸歯の形質が受け継がれるのだが、花柄の毛は確認できるものの、萼筒や萼片の形など、撮影時に意識して撮らなかったことと、F32 まで撮れるレンズを持っていかなかったことを強く後悔。(練馬区立田柄梅林公園にて)
コヒガン (小彼岸, Kohigan)
Prunus ×subhirtella Subhirtella
バラ科 Rosaceae サクラ属 Prunus
エドヒガン (江戸彼岸, Edohigan)
学名:Prunus subhirtella Miq. (1865) / Prunus pendula form. ascendens
バラ科 Rosaceae サクラ属 Prunus
マメザクラ (豆桜, Mamezakura)
学名:Prunus incisa Thunb. ex Murray
バラ科 Rosaceae サクラ属 Prunus
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