2016年1月8日金曜日

20160105 マンゲツロウバイ・ソシンロウバイ・中間型ロウバイ

3 Species of Japanese allspice

どの品種もやはり、例年より早く8〜9割がた開花。
開花時期もだが、黄色く紅葉した葉が多数残っていることに驚き。ロウバイは、落葉樹でありながら花のシーズンも枝に前年の葉(#1)が残りやすい木ではあるが、ここまでたくさん残っているのは初めて(#2)。葉も花と同じように黄色いので、遠くから見ると開花に気が付かない人もいるのではないだろうか(昨年の同じ木)。実もまだたくさん付いている。(右の写真はマンゲツロウバイ)

#1:新葉は花後にでてくる。

マンゲツロウバイ
学名:Chimonanthus praecox var. lutea cv. Mangetsu
ロウバイ科 Calycanthaceae
ロウバイ属 Chimonanthus
ソシンロウバイの変種。黄丸弁、紫褐色心。
マンゲツの定義については諸説ある(#2)








ソシンロウバイ (素心蝋梅)
学名:Chimonanthus praecox form. concolor
ロウバイ科 Calycanthaceae
ロウバイ属 Chimonanthus
ロウバイの変種、淡黄剣弁、淡黄心。
ソシンの定義についても諸説あり、淡黄心に加えて丸弁であるとする場合もあるようだ。








中間型ロウバイ
学名:Chimonanthus praecox var.
花は小さ目、黄丸弁型(マンゲツ型)と淡黄剣弁型(ソシン型)の枝変わり、と言うか、昨年まではマンゲツ型ばかり咲いていたが(#2)、今年、ソシンに近い色合い・花弁の形状の花を付けた枝を発見。
中心は何れもごくごく淡い紫褐色。
品種違いの接ぎ木苗だったのだろうか。ロウバイは挿し木・実生では生産効率が悪いので、生産者は接ぎ木で増やすのが普通なのだそう。品種によっては接ぎ木すると花数が少なくなるという情報もあり、それに関してはさもありなんという状況だし。
また、交雑もあるようで、微妙な違いによるバリエーションはけっこうありそうだ。
というわけで、純粋種を保つにはやはり接ぎ木なのだそう。

#2:2015 season を参照のこと

taken on 2016-01-05 #flowers #January

2015 season
マンゲツロウバイ (満月蝋梅) または トウロウバイ (唐蝋梅
Species of Japanese allspice / Wintersweet 1
http://fieldfesta.blogspot.com/2015/01/20150116.html

ソシンロウバイ (素心蝋梅)
Species of Japanese allspice / Wintersweet 2
http://fieldfesta.blogspot.com/2015/01/20150116_17.html

中間型マンゲツロウバイ (満月蝋梅)
Species of Japanese allspice / Wintersweet 3
http://fieldfesta.blogspot.com/2015/01/20150118.html

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