2015年4月3日金曜日

20150330 ボケ (木瓜) またはクサボケ (草木瓜)

Flowering quince or Japanese quince

ボケ (Flowering Quince)
学名: Chaenomeles speciosa
バラ科 Rosaceae ボケ属 Chaenomeles

クサボケ (Japanese quince)
学名:Chaenomeles japonica
バラ科 Rosaceae ボケ属 Chaenomeles

宇治の平等院で見たボケのように大輪・大木であれば容易に判定はつくが、年中剪定される公園の小さな木の同定は容易ではない。

WEB や 図鑑から集めたボケとクサボケの判別法は、

1.ボケは 2m を越すこともあるが、クサボケの樹高はせいぜい 1m ぐらいで、根元から広がるように分枝し根元近くの枝は地を這うように伸びて、木の下の方にも花が付く。
2.ボケの花は真っ赤で花弁の基部にすき間がないが、クサボケは朱色っぽく、花弁の基部にはすき間がある。
3.クサボケの卵形の葉にくらべ,ボケは葉の先端がとがるものが多く、鋸歯も鋭い。
4.クサボケの方がトゲ (短枝が変化したもの) が多く、ボケはトゲが有るものと無いものがある。
5.ボケの果実は楕円形で、クサボケの果実は球形に近い。

この写真の木は、樹高は 1m に満たないが剪定されているのと周年日陰で樹勢があまり良くないので樹高による判定基準からは除く。(花の背後の幹は別の木。)
花は朱色で花弁の基部に隙間があるが、葉先は尖り、枝葉地を這うものと上方に伸びて分枝するものがある。トゲは全く見当たらなかった。実は無い。さて、ボケ、クサボケ、どっち?

ちなみに、この投稿の上から3枚目が、樹上で干からびて春をむかえたボケの実です。
葉の形状の違いも見て取れると思う。

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