2014年10月14日火曜日

20140917, 1009 ムラサキエノコログサとコツブキンエノコロ





ムラサキエノコログサ (紫狗尾草) (写真上)
学名:Setaria viridis forma misera
イネ科 Poaceae エノコログサ属 Setaria
小穂 (花序に密生するつぶつぶの一つ) の剛毛が紫色で、
葉・葉鞘や茎も紫色を帯びるものがある。
エノコログサ (狗尾草、Setaria viridis) との違いはその色だけのよう。

コツブキンエノコロ (小粒金狗尾) (写真下)
学名:Setaria pumila
イネ科 Poaceae エノコログサ属 Setaria
小穂はエノコログサ・ムラサキエノコログサよりも大きく、
剛毛は赤味がかった金褐色。
小穂の大小は見た目で顕かで、生える密度も違うから、
ムラサキエノコログサかそうでないかは分かるのだが、
剛毛などが紫〜(金)赤褐色になるエノコログサ属は他にもあり、
正確には、小穂 (花序に密生するつぶつぶの一つ) の状態や
葉の基部の形状や毛の状態を比較しないと分からない。
細部を撮りなおそうと再訪したが既に刈り取られ、嗚呼。

*****

キンエノコロ(金狗尾)
Setaria glauca
小穂の剛毛が金色。

アキノエノコログサ(秋の狗尾草)
Setaria faberi
小穂の剛毛が紫色で、花序が垂れ下がるものが多い。

ちなみに、小穂の大きさは、
キンエノコロ(3mm強) > アキノエノコログサ(3mm)・コツブキンエノコロ(3mm弱) >
エノコログサ・ムラサキエノコログサ(2mm)
の順に大きいらしいが、前の2者は大きさだけでは判断できない。


エノコログサ(狗尾草)
Setaria viridis var. minor
(20140717)

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